1554年頃、イタリアからアントウェルペンに帰ったピーテル1世は、画家としてのキャリアを版画の下絵制作からスタートさせました。彼に仕事を依頼したのは、国際的な版画出版業者ヒエロニムス・コック (1517・18-70)。まずピーテル1世の雄大な風景版画を世に送り出した彼は、悪魔や怪物が躍動する作品で知られたヒエロニムス・ボス ...